記念式典 来賓祝辞

電子情報通信学会 - IEICE会誌 試し読みサイト
Vol.100 No.12 (2017/12) 目次へ

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 電子情報通信学会様が本年100周年を迎えられましたこと,IEEE Japan Councilを代表しまして,心よりお祝いを述べさせて頂きます.大正6年に「電信電話学会」として学会組織を創設されて以来,時代の流れに沿って活動の範囲を広げられ,名称も「電気通信学会」,「電子通信学会」,現在の「電子情報通信学会」と変え,長きにわたり我が国の電子情報通信技術の発展をけん引されてこられたことに対して,深い敬意を表する次第です.IEEEの日本国内会員の多くと同様,私自身も電子情報通信学会の会員でもありますので,この節目の機会を迎えることができたことを当事者としても喜んでおります.

 御承知かと思いますが,IEEEも同じく電子情報通信の分野を含む活動を行っており,貴学会との共通性も高い学会です.米国に端を発した組織ですが,現在は世界に広がった活動を行っております.日本はアジア太平洋地域をカバーするリージョン10に属しており,約14,000名の会員が九つのセクションに分かれて活動を行っています.その中で,Japan Councilはセクション間の活動の調和を実現する役目を果たしています.リージョン10は今年活動開始50周年を迎えました.設立にあたっては日本の諸先輩方が大きな役割を果たされたこと,またアジア地区で最初のセクション活動を開始した当時の東京セクションが,実態は日本セクションと呼んだ方が正確ですが,60周年を迎えたこともあり,今年3月には地域内各国及び米国本部の要人の参加を得て,幕張で記念祝典を開催しました.改めて過去の活動の歴史を振り返る機会を得たわけですが,貴学会の約半分の期間ではありますが,それでも多くの先人たちの業績に改めて感銘を受けた次第です.まして貴学会の100年にわたる活動の御苦労や御業績は大変なものであったと推察致します.

 さて,研究者・技術者の集まりでありますIEEEにおきましても,会員の皆様の期待に応える“場”をできるだけ多く提供できるよう,努めております.大学をはじめとするアカデミアの皆様には,論文発表の場を提供し続けており,期待にある程度答えることができていると思いますが,近年先進国での共通の問題となっている産業界に籍を置く会員の皆様に対して,いかに価値を提供していけるかが大きな課題になっており,いろいろな施策に取り組み始めております.

 広く会員の皆様に楽しんで頂ける“場”の提供につきましては,その地域の要請に根差した行事を実行することが一つの鍵となると思いますが,人数が多くないセクションもあるため,なかなかまとまった行事がやりにくい状況もあります.したがいまして,貴学会はじめ,日本の関連学会の地方組織が連携して行う行事に参加させて頂いており,大変助かっています.今後とも,このような学会の壁を越えた連携を行い,関連分野の活性化を行う活動を,更に強化できればと考えております.

 IEEEは貴学会とは既に国内の活動においていろいろな形で連携させて頂いておりますが,IEEEの特徴としてグローバルに大きなネットワークを持ち活動を行っていることがございます.貴学会に置かれましても,アジアを中心に欧州を含めて海外に支部を設立され,活動を広げられていることを承知しております.今後は国内に限らず,海外での活動におきましてもより広範な連携ができればよいと思いますし,Japan Councilも及ばずながらお手伝いできればと思います.

 IEEEは“Advancing Technology for Humanity”を標語として活動しております.技術発展を通じて電子情報通信産業界,ひいては人類社会の発展に寄与し,この分野に携わる会員の皆様により多くの活躍の場を提供するという共通の目的に向かって,今後ともより連携を強めた活動ができればと希望しております.

 100周年を迎えられたこと,今一度心よりお祝いを述べさせて頂きます.おめでとうございます.


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