ニュース解説 組合せ最適化問題を超高速に解くアーキテクチャを開発――従来プロセッサ比で1万倍以上の高速動作が可能に――

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Vol.100 No.3 (2017/3) 目次へ

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組合せ最適化問題を超高速に解くアーキテクチャを開発

――従来プロセッサ比で1万倍以上の高速動作が可能に――

 (株)富士通研究所はトロント大学と共同で,実社会における様々な課題解決のため,膨大な組合せの中から最適な組合せを探す組合せ最適化問題を解く新しい計算機アーキテクチャを開発した.

 社会では災害復旧の手順の決定や投資ポートフォリオの最適化などのように,限られた人や時間などの制約の下で難しい意思決定を迫られる場面が多々ある.これらの問題は組合せ最適化問題に分類される.組合せ最適化問題は考慮する要因の数が増えると組合せの数が爆発的に増え,実社会の問題を実用的な時間内に解くにはコンピュータの大幅な性能向上が必要とされる.一方,半導体の微細化による性能向上は限界に近付いているため,量子コンピュータなど新しい原理のデバイスの登場が期待されている.現行の量子コンピュータ(注1)は高速であるものの,物理現象を利用するための構成上の制限により解ける問題が限られている.本技術は従来の半導体技術を用いて,各要素間の関係を指定するビット間の結合を16bit(65,536階調)の全結合とすることにより,扱える問題範囲を拡大した.開発した技術は以下の特徴を持つ.


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