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Vol.102 No.1 (2019/1) 目次へ

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 * 新年明けましておめでとうございます.

 「平成」最後のお正月を皆様どのようにお過ごしでしょうか.「新元号」元年にも当たる年,会員の皆様の御健康と御多幸をお祈り申し上げます.

 * さて,今月号は特別小特集と小特集の2本立てでお届けしました.

 一つは「新しい時代の知的財産戦略を考える」.恐らく本会誌としては,初めて知的財産にスポットを当てた小特集ではないかと思います.研究開発と知的財産は不可分であり,知的財産戦略の巧拙が研究成果の普及・展開の成否の鍵を握ることを改めて御認識頂きたいという思いから,編集理事企画として私が編集チームリーダーを務めさせて頂きました.日本の知的財産分野のオピニオンリーダーから国家戦略,産学連携や技術の普及,ビジネス展開等の様々な視点で知的財産の重要性と有効性・有用性を語って頂きました.ちなみに,そのうちのお一人,鮫島正洋氏はTBS系ドラマで放映された「下町ロケット」で,主人公をサポートする神谷弁護士のモデルとも言われています.是非,これを機に知的財産への興味と関心を深めて頂けたらと思います.

 * もう一つは「触力覚通信の歩みと高品質化」.触力覚は,ざらざら/つるつる,硬い/柔らかい,温かい/冷たい,重い/軽い,引っ張る/押す,つねる/つまむ等,様々なバリエーションがあり,非常に奥深い感覚です.人が知覚できる触力覚の中には,まだ技術的に実現(再現)できていないものもあります.また,リアルな現場と遠隔地や仮想空間をつなぐネットワーク環境や触力覚情報の入出力装置等も含めた,トータルでのシステム設計・構成技術の課題もあります.本小特集では,様々な検討事例を基に,触力覚のインタフェース装置,知覚特性,QoS制御,安定化制御技術,及び触力覚通信の医療分野への応用について紹介します.人が持つ触力覚とサイバー/フィジカル空間を,高度に融合させた未来社会を想像させる非常に興味深い内容です.

 * さて,2019年は日本で初めて「ラグビーワールドカップ」が開催されます.鍛え抜かれた強じんな肉体と高度なテクニックを持った各国トッププレーヤの気迫と闘志のこもった肉弾戦を目の当たりにできることは,今から楽しみでなりません.ラグビーの戦略戦術と選手育成にはICTを駆使して取得した様々なデータが用いられていることは有名です.スタジアムでも5G,Wi-Fi,AR/VR等のICTを活用した,新しく洗練されたスポーツ観戦スタイルが登場しています.ICTの進展と幅広い分野への活用は,我々を未知の体験と感動に導いてくれます.

 私も一学会員として“広汎な知が交流する場を作り,新たな学術領域をひらく”という本会の使命に微力ながら貢献していきたいと思う次第です.

(編集理事 糸田 純)

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