学生会だより 「フレッシュITあわ~ど2024」報告

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Vol.108 No.3 (2025/3) 目次へ

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学生会だより 「フレッシュITあわ~ど2024」報告 中国支部

1.フレッシュITあわ~どの概要

 電子情報通信学会中国支部学生会では,学生や若手研究員の振興を目的として,「フレッシュITあわ~ど」というコンテストを毎年開催しています.本コンテストは中国地方の学生・生徒を対象としており,2007年に「学生ケータイあわ~ど」として始まり,本年で17年目を迎えます.コンテストは,モバイルアプリ(開始当時はケータイアプリ)のアイデアを募集する「アイデア部門」と,実際に動作するアプリを募集する「作品部門」の2部門で構成されています.審査は1次審査・2次審査・最終審査の3段階で実施され,最終審査会では選出された候補者によるポスター発表を経て受賞者を決定しています.

 開始当初と比べ,技術環境は大きく変化しています.スマートフォンの普及により高機能なアプリ開発が容易になり,IoT機器の利用も拡大しました.一方で,アプリストアにはiPhoneやAndroid向けの多数のアプリが存在し,新規性のある提案を行うことは従来よりも困難となっています.こうした状況を踏まえ,2020年度からはスマートフォンに限定せず,IoTを活用した作品であれば広く応募可能とするなど,募集基準を拡大しています.更に,近年注目を集めているChatGPTなどの生成AIは,スマートフォンの基本機能としても実装され始めており,このような技術革新に対応したコンテスト運営が求められています.なお,過去のコンテストの詳細については学生会だより(2021年3月号:『13年続く学生会イベント「学生ケータイあわ~ど」から「フレッシュITあわ~ど」へ』)を御参照下さい.

 また,新型コロナウイルス感染症への対応として,2020年度と2021年度は最終審査会を完全オンラインで開催しました.2022年度からは「oVice」を活用したハイブリッド形式を導入し,状況に応じて柔軟に対応できる体制を整えてきました.2024年度は,社会情勢の変化を考慮し,広島市立大学での完全対面形式での最終審査会を実施し,盛況のうちに終了することができました.


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