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伊藤貴之(著)“意思決定を助ける 情報可視化技術――ビッグデータ・機械学習・VR/ARへの応用――”,コロナ社(2018-04),A5判,定価(本体2,300円+税)
本書を読んだ理由は,普段の研究でデータに触れる機会が多く,常々データに含まれる情報の可視化の重要性を感じていたためである.
まず本書で確かにと思わされたのは,可視化と「可読化」は違う(9.4節)という点である.世の中でサイネージ等にモニタリングの結果を出力したものはよくあり,可視化の代表例のように言われることもある.しかし,これらの多くはあえて視覚に訴える必要がなく,読める状態に置く「可読化」以上のものではないということである.では,可視化ならではというものは何か?については,正に本書に当たっていくのがよいだろう.
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