小特集 3-4 情報通信技術(ICT)を利用した機械要素のメンテナンス技術

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Vol.102 No.6 (2019/6) 目次へ

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3. つながる工場・つながるキカイ

小特集3-4

情報通信技術(ICT)を利用した機械要素のメンテナンス技術

Maintenance Technology for Mechanical Component Using Information Communication Technology (ICT)

峰村今朝明 明石友行

峰村今朝明 正員 住友重機械工業株式会社技術研究所

明石友行 住友重機械工業株式会社技術研究所

Kesaaki MINEMURA, Member and Tomoyuki AKASHI, Nonmember (Technology Research Center, Sumitomo Heavy Industries, Ltd., Yokosuka-shi, 237-8555 Japan).

電子情報通信学会誌 Vol.102 No.6 pp.531-533 2019年6月

©電子情報通信学会2019,©2019一般社団法人日本機械学会

1.は じ め に

 ICT(Information Communication Technology)の普及により機械やその要素と,クラウドなどがつながり(1),メンテナンス分野においてもICTを利用した未来のスマートメンテナンス技術の取組みがなされている.ここでは,スマートメンテナンス実現に向けた,産業機械(2),(3)におけるギヤモータ(用語)といった機械要素の振動に関する信号処理,データ分析,故障診断・予知の技術を紹介し,実用化に向けた課題を明らかにする.

2.スマートメンテナンスのためのCBM技術

 メンテナンスを支える技術は種々あり(4),センシング・信号処理技術に限っても,従来からある一定の時間間隔で行う時間基準メンテナンス(TBM: Time Based Maintenance)に向けた用途から,機械の状態変化に応じてメンテナンスを行う状態基準メンテナンス(CBM: Condition Based Maintenance)などがある.図1にCBMによるスマートメンテナンスの概要を示す.


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