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◆今月のニュース解説
無線送信装置向け窒化ガリウム増幅器の高性能化技術
Advanced Technologies of GaN Amplifiers for Wireless Transmitters
1.5G基地局用GaN増幅器モジュールの小形・高効率化技術を開発
Development of New Technology to Realize Small, High-efficiency GaN Power Amplifier Module for 5G Base-stations
2.広帯域かつ低損失な電力合成器を開発し,0.5~2.1GHzで200Wの出力電力を有する窒化ガリウム電力増幅器を実証
0.5~2.1GHz Wideband GaN High Power Amplifier Using Transmission-line-transformer-based Power Combiner
ローカル5Gを専門家なしで常時高品質に利用可能にする学習形通信分析技術を開発
Development of Learning-based Communications Analysis Technology Enabling High Quality Local 5G without Network Specialists
テラヘルツセンシングに適用可能な500GHz帯20dB利得の増幅器ICを実現
――台風や集中豪雨などの気象予報精度の向上につながる技術として期待――
500GHz Band, 20dB Gain Amplifier IC Applicable to Terahertz Sensing: Technology Expected to Improve Accuracy of Weather Forecasting for Extreme Events such as Typhoons and Torrential Rain
スマートフォンなどのモバイル機器や気象レーダなど,様々な用途で無線技術が活用されている.無線技術への,高性能化,小形化の要求は尽きず,常に新しい技術が求められる.電波送信装置の重要な構成要素として増幅器があり,この増幅器を高性能化,小形化する2件の技術について,8月に開催された2020 IEEE MTT-S International Microwave Symposium(IMS)にて三菱電機,富士通研究所からそれぞれ提案されたので,紹介する.
三菱電機株式会社は,第5世代移動通信システム(5G)基地局の小形化と低消費電力化に向けて,6mm×10mmと小形ながら世界最高の電力効率43%以上を実現したGaN(窒化ガリウム)増幅器モジュールの小形・高効率化技術を開発した.
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