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Vol.104 No.12 (2021/12) 目次へ

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 * コロナ禍の下,リモートワークが増加するとともに,自宅で余暇を過ごす時間が増えたことを受けて,ビデオ会議や動画像配信を利用することが非常に増えているかと思います.自宅で両親がビデオ会議,子供が動画像視聴といったシーンでは,自宅の有線ネットワークがひっ迫してしまい,PCをスマホ経由でネットワークに接続するといったことも最近は増えているのではないかと思います.こういった場合でも気兼ねなくスマホのテザリングが利用できるのは,5G携帯普及のおかげであると日々感じており,利便性は確実に増しています.通勤中の動画像視聴も当たり前になってきており,今後一層のモバイルネットワークの拡充は不可避だと言えます.本12月号小特集では,6G時代に求められる周波数資源共用技術を取り上げました.6G携帯が普及する10年後の世界では,現在からは想像もできない利用方法が当たり前になっているかもしれません.そのような時代に限られた周波数を活用する技術は極めて重要になります.本小特集が未来のモバイルネットワークの姿を想像する読者の一助になれば幸いです.

 * 本稿を執筆しているのは,コロナ感染拡大の第5波が収束に向かい,緊急事態宣言が明けた頃になります.学会も徐々にハイブリッドや対面形式のものが増えつつあり,徐々にではありますがウィズコロナを見据えた日常を取り戻しつつあると実感しています.本号でも取り上げた「脱はんこ」などコロナ禍を通じて進んだディジタル化社会と対面ならではのスムースな議論や意思疎通など,両者の良い点をうまく活用する社会が求められていると思います.

(編集特別幹事 竹中 充) 


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