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Vol.105 No.4 (2022/4) 目次へ

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 * ここ最近,異常気象と呼ばれるニュースをよく耳にするようになりました.

 昨年は,欧州での大水害,「1000年に1度」と呼ばれる中国での大雨や,12月としては異例の大規模な竜巻がアメリカを襲い,多くの犠牲者と被害が出ました.これらは,気候変動由来の災害と考えられており,地球温暖化の影響が大きいと言われています.地球温暖化を止めるには,地球規模での温室効果ガスの排出削減・抑制が重要であり,このままでは気候変動による経済的損失と人命の喪失が急増し続けると言われています.

 * この地球温暖化の問題は,もはや地上だけでは解くことはできず,これまで活用が考えられていなかったような非地上にある極限環境も活用して,惑星規模で解決策を模索していく段階にあるのかもしれません.例えば,宇宙からの地球温暖化の原因となる温室効果ガスのモニタリングや,海洋探査による地球規模での海洋変化のモニタリングによる将来予測など,人々の行動変更に加えてICT技術を活用することで地球環境を回復させていくときではないでしょうか.

 * 本4月号小特集は「極限環境の計測を支える回路とシステム技術」と題し,各種極限環境における応用事例を基に回路とシステム技術について,昨今の技術トレンドや今後の方向性について解説しています.極端な温度や高圧,高放射線下など,過酷な環境下で計測を行う装置には通常の電子機器とは異なるレベルの信頼性や耐環境性,設計手法が求められますがそれらを実現する技術について明瞭に記載しております.是非,御一読頂き,これから惑星規模で対処していくべく,様々な地球環境問題の解決に向けた皆様のアイデア創出の助けになりますと幸いです.

(編集特別幹事 服部恭太) 

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