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Vol.105 No.5 (2022/5) 目次へ

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マイクロ波工学[第4版]

David M. Pozar(原著),永妻忠夫,村田博司,真田篤志(共訳),“マイクロ波工学 第4版”,森北出版(2021-01),菊判,定価(本体18,000円+税)

 本書は初版の出版以来,多くの学生,研究者,技術者に愛読されてきたマサチューセッツ大学のPozar教授による「Microwave Engineering」の第4版の邦訳である.本書の翻訳を御担当した3名の先生は,マイクロ波分野における著名な研究者であり,かつ大学において電磁気学,電磁波工学,マイクロ波工学等の講義を御担当している.訳者序文のとおり,本書はマイクロ波分野の教科書の中でも,基礎から応用まで包括的に,かつ高い質でまとめられたものである.

 本書は,数式の導出や詳細な説明がないまま,多くの情報を詰め込むようなハンドブック的な記述ではなく,随所に登場する数式について,歴史的な背景や導出過程が丁寧に示されており,初学者でも数式を追いやすく,非常に理解しやすい.

 まず,第1~4章では,マクスウェル方程式から始まり,平面波伝搬,伝送線路内伝搬,導波管内伝搬,そしてマイクロ波ネットワーク解析に関する基礎や多くのマイクロ波工学に関する概念が詳細に解説されている.

 第5~9章は,マイクロ波回路における受動回路に関する章となっており,マイクロ波共振器や電力分配器,方向性結合器,フィルタやフェリ磁性材料を用いたアイソレータ等に関する内容が含まれている.


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