GlobalNet Workshop 2024: 国際学術交流の深化と未来への展望

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Vol.107 No.11 (2024/11) 目次へ

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GlobalNet Workshop 2024: 国際学術交流の深化と未来への展望

GlobalNet Workshop 2024: Fostering International Academic Collaboration and Future Prospects

国際委員会幹事 松尾綾子

1.GlobalNet Workshopの概要と参加者の多様性

 2024年9月9日,本会主催による国際イベント「GlobalNet Workshop」がすみだリバーサイドホール(墨田区・東京)にて盛大に開催されました.このイベントを知らない会員の方も多いかもしれませんが,留学生を中心に高い評価を得ている活動です.本ワークショップには,12か国から67件の講演申込があり,事前登録を行った聴講者は57名にのぼりました.当日は,学術関係者に加え,企業や官公庁の方々,そして国際色に富んだ学生を含めた130名以上が集まり,グローバルな視点での意見交換や研究成果の共有,更には,ネットワークづくりが活発に行われました(図1).

図1 盛況だった英語による学生ポスターセッション

 GlobalNet Workshopは,本会の国際化の取組みの一環として,特に学生会員のグローバルなネットワークづくりを後押しするために企画されています.近年,日本は米国の入国規制強化の影響もあり,留学生の人気国として注目を集めており,まさに「第2の留学生ブーム」と言っても過言ではない状況です.更に,留学元も,中国,韓国に加えフランスやアフリカ諸国など多様化しており,日本に親しみを感じ,卒業後も,日本企業でのキャリア形成やグローバルな活躍を目指す留学生が多いのが特徴です.

 一方で,日本人学生も,国際志向を持つ学生が増えて留学生との交流や国際会議での経験を積む場として,このイベントに積極的に参加しています.本ワークショップは,コロナ禍において2度オンラインで開催され,対面での開催が待ち望まれていましたが,2024年3月に広島で行われた総合大会併催企画として対面で盛大に開催されました.今回は,それに続く4回目の開催となり,東京近郊開催ということもあり,前回と比較して,講演者数,参加者数ともに大幅に増加しました.前回は9か国からの講演57件,聴講49名でしたが今回はこれを上回る成果を上げることができました.この結果は,本会が国際学術コミュニティにおける学術研究の発展と国際交流の促進に多大な貢献をしていることを示すものです.


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