EiC 若手研究者による国際交流の新たなステージ――第6回GlobalNet Workshop開催報告――

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Vol.108 No.12 (2025/12) 目次へ

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若手研究者による国際交流の新たなステージ

――第6回GlobalNet Workshop開催報告――

Global Academic Exchange for Young Researchers Reaches a New Stage

国際委員会 足立朋子

1.多様化する参加者とグローバルな広がり

 2025年9月8日(月),ソサイエティ大会のプレイベントとして第6回GlobalNet Workshop(GNW)が岡山「能楽堂ホールtenjin9」にて開催されました.講演申込みは73件,当日は120名を超える若手研究者や学生が集い,活発な国際交流の輪が広がりました(図1).

図1 能楽堂でのポスター発表の様子

 近年,日本へのインバウンド需要の波が学術界にも及んでおり,GNWへの海外からの関心も高まっています.今回の参加者の国籍も,アジア諸国に加え,フィンランドやアメリカなど多様化しており,GNWが真にグローバルなイベントへと成長していることを示しています.

 今回,このことを裏付けるかのようなうれしいことがありました.当日来場者による投票(総投票数95票)の結果,Best Presentation Awardに,米国ラトガース大学から参加(※現在日本留学中)の留学生,Fiona Grace Tisdall氏が選ばれ,表彰されたのです.留学生がこのイベントに主体的に関心を持ち,すばらしい成果を収められたことは,GNWが海外留学生コミュニティにも着実に浸透し始めている兆候と言えるでしょう.母国を離れ学術研究に励む留学生にとって,こうした交流の場が日本で活躍するための一助となるならば,これ以上の喜びはありません.この受賞は,我々が今後もGNWの開催に向けて前向きに取り組む大きな励みとなりました.

 また今回の特徴は,会場として選んだ能楽堂という空間そのものが,参加者に深い印象を与えたことです.能舞台の独特な雰囲気の中でのポスター発表は,通常の学会会場とは一線を画す体験となり,国際的な学術交流に日本文化への理解を深める機会が加わりました.

 海外からの参加者からは「日本らしさを感じながら研究発表ができて光栄だった」との声が聞かれました.

 また,ポスター発表では,広島大学から10名,早稲田大学から7名,名古屋工業大学と室蘭工業大学からそれぞれ5名が参加し,国内で見ても全国各地からの多様な研究者が集い,直接交流できる貴重な機会となりました(図2).

図2 参加者全員での記念撮影


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