
* 編集特別幹事を拝命してから早いもので一年がたち,任期も折り返しを迎えました.これまで編集委員の方々をはじめ関係する皆様の御協力の下,小特集記事などをまとめてまいりましたが,読者の皆様の御期待にお応えできているでしょうか....毎号,企画の検討から執筆者の皆様との調整,発行に至るまで,多くの方々の熱意に支えられていることを実感しながら,編集に携わっております.
* また,この7月号が出版される頃には,新しい編集チームがスタートします.6月に退任された編集委員の皆様には,御多忙の中,会誌の充実と発展のために多大なる御尽力を賜りました.この場を借りて,心から深く感謝申し上げます.
* 本号では,地上放送高度化方式(ISDB-T3)の拡張機能に関する解説記事を掲載しています.地上放送による4Kサービス等の実現に向けて,ISDB-T3による伝送方式が2025年3月に電波産業会(ARIB)で規格化されました.本方式は,キャリア変調や誤り訂正符号に最新技術を導入するとともに,伝送フレームを見直すことで柔軟な信号構造を実現するものです.
* また,国際標準化や他国でのニーズを考慮した拡張機能として,MIMO伝送,チャネルボンディング伝送,LDM(Layered Division Multiplexing)伝送が盛り込まれています.本記事では,これらの伝送技術,特徴,ユースケースについて解説されています.地上放送の将来像や新たなサービス展開を考える上で,興味深くお読み頂けるものと思います.
(編集特別幹事 相川直幸)

