編集室

　＊　電子情報通信学会は今年100周年を迎えることになりました．これまで本会を支えてきて頂いた会員の皆様に感謝致します．会誌も今年は各号で100周年記念特集を企画しています．様々な視点からこれまでの100年，そして今後の100年を見据えた企画をしていますので，是非お楽しみにして頂ければと思います．

　＊　その中で今月号では，特別小特集として「電子情報通信学会の今後100年に向けて―未来をひらく新しい科学研究への期待と展望―」を取り上げましたが，いかがでしたでしょうか．ICTは今や生活に深く浸透して社会基盤となっています．従来の「電子情報通信技術」のように特定の研究者や技術者が技術開発及びサービス提供するものから，幅広い方々が自ら活用するものへと進化しています．そのような状況を踏まえて，本会としてもより多くの方に学会活動に興味を持って頂くとともに，活動そのものにも参画して頂きたいと思っています．

　＊　今回の特別小特集では，これまで余り関わりを持てていなかった分野のキーマンの皆様に，今後のICTの方向性も含めてお考えを寄稿して頂きました．普段なかなか得ることができない情報が多々含まれていると思いますので，是非皆様の研究開発の今後の方向性検討の一助として頂ければ幸いです．そして，引き続き電子情報通信学会が社会的責任を果たす重要な存在となり続けるよう，今後も視点を高くかつ広く持って研究開発に取り組んでいきたいと思います．

　（編集理事　伊東　匡）