小特集 2-2 インドそして日本を考える

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Vol.101 No.2 (2018/2) 目次へ

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グローバル科学社会シリーズ──インド編── 2.コラム

小特集 2-2

インドそして日本を考える

Some Thoughts on India and Japan

Bijoy Chand CHATTERJEE(著) 山中直明(訳)

Bijoy Chand CHATTERJEE インドラプラズサ情報工科大学デリー校

山中直明 正員:フェロー 慶應義塾大学理工学部情報工学科

Bijoy Chand CHATTERJEE, Nonmember (Faculty of Computer Science and Engineering, Indraprastha Institute of Information Technology, Delhi, New Delhi, 110020 India), translated by Naoaki YAMANAKA, Fellow (Faculty of Science and Technology, Keio University, Yokohama-shi, 223-8522 Japan).

電子情報通信学会誌 Vol.101 No.2 pp.184-187 2018年2月

©電子情報通信学会2018

1.は じ め に

 インドは,御存じのように,毎年8%以上で急速に発展する国であり,特に,技術や人材の宝庫であると言える.その原動力は,インド工科大学(IITs)やインド経営大学院大学(IIMs),国立大学(Central Universities)といった,特にサイエンスを中心とした高度な教育によるものと考える.

 日本とインドの交流は,仏教が日本に伝わった6世紀に始まった.世界第3位の経済大国日本とは,文部科学省やJSPSが中心となっている,主に,大学関係者の交流で強くつながっている.これはインド人の科学者にとって,大変にすばらしい政策と思われる.

 私Bijoy Chand chatterjeeは,アッサムにあるTezpur国立大学でコンピュータサイエンスの博士号を取った後,電気通信大学(電通大)の大木英司教授(現在,京都大学教授)のところに,ポスドクとして行くことができた.そして,2014年5月~2017年2月の3年間,多くの日本の大学,企業との共同研究も経験することができた.その後,現在は,Indraprastha Institute of Information Technology, Delhi(IIIT-D)での教員として,光バックボーンネットワークの研究開発を行っている.これは,ポスドクとして日本でNICT,NTT,慶應義塾大学(慶大)と共同研究したことが,間違いなく有効に働いている.ポスドク時代には,電通大で多くの研究の経験をした.図1は,慶大日吉キャンパスの国際会議での写真である.多くの先生,友人に恵まれ,日本を理解する上で,とてもいい経験をしていた.それらの経験を基に,皆さんがインドを理解する一助となるための私見をこれから述べさせてもらう.

fig_1.png

2.インド人から見た日本の良い点,悪い点

 アジアにおける日本は,特に,ハイテクと人材育成で大きな存在である.日本人は(インド人を想像すれば,私が驚くのは分かると思うが),とにかく,仕事と時間に対して正確で,責任感がある.ほとんどの日本人は,100%の努力で仕事に打ち込むことに,とにかく驚いた.これは,日本人の人間性として優秀で,クリエイティブで,マナーが高く,よく働いているので,国として成功しているのだと思う.


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