小特集 2. 子供たちに科学の楽しさを伝えるシニア理科実験活動

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子供の科学教室に見るシニアの活躍──能力,技術の伝承と生きがいを考える──

小特集 2.

子供たちに科学の楽しさを伝えるシニア理科実験活動

Science Experiment Activity for Children by Senior Members

平井浩二 中田邦臣

平井浩二 中田邦臣 一般社団法人ディレクトフォース

Koji HIRAI and Kuniomi NAKATA, Nonmembers (Direct Force, Tokyo, 100-8228 Japan).

電子情報通信学会誌 Vol.101 No.3 pp.309-314 2018年3月


本記事の著作権は著者に帰属します.

abstract

 電子情報通信学会東京支部の子供の科学教室にも年数回協力して活動しているシニア団体ディレクトフォースによる子供科学教室への企画,取組みを紹介し,それを通して,シニアの生きがいでもあるボランティアの楽しみ方を紹介させて頂く.

キーワード:科学教室,ボランティア,サイエンス

1.は じ め に

 会社生活に区切りを付けた世代の昨今の「シニアライフをより楽しく,より生き生きと!」を目指した活動には,趣味活動,地域のNPO活動,社会的なボランティア活動など,注目を集める活動が多い.本稿では,電子情報通信学会東京支部の子供の科学教室活動にも協力している一般社団法人ディレクトフォース(DF)の理科実験グループについてシニアボランティア活動の一つの具体事例として報告する.

 この種の子供たちに少しでも科学の芽を育てる活動は,現在,小中学校の先生方,大学や研究機関の研究者や企業の技術者によって,科学館,自治体,企業,ボランティア団体など,いろいろな形態でそれぞれ特徴を発揮して,子供たちに“自分の手で触れ,見て,聞いて,科学の楽しさを体験してもらおう”と広く展開されている.我々は実社会において科学技術の重要性を体感したシニアであり,そのボランティア活動が,シニアの生きがいを含め社会活動に興味を持っている方への参考にと思い,紹介をさせてもらう.

2.DFの理科実験グループとは

 DFは,2002年9月,経済界・学術団体の有識者が世話役となって,企業の役員等,Senior ExecutiveのOBを組織化し,その知見・人脈を生かした社会貢献と幅広い経験を持った会員相互の切磋琢磨を目的として設立された団体で,2017年4月1日時点の会員数578人となっている.この中の主として技術系メンバーが2009年に開催された横浜開港150年「開港博Y150」のイベントのうち「サイエンス広場:おもしろ実験ステージ(8月)」(ヒルサイドエリア)で理科実験を実施し,参加した子供たちの輝く目に魅せられ,以下の目的を掲げ,2010年3月に理科実験グループを設立した.(この「開港博Y150」では,電子情報通信学会会員,慶應義塾大学を中心として,子供科学ボランティアを行っており,これがDFの理科実験グループが電子情報通信学会東京支部の子供の科学教室との関係を持つ契機となった.)2017年4月1日時点は会員数72人(平均年齢71歳)で活動している.


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