ニュース解説 量子暗号通信技術と秘密分散技術を活用しゲノム解析データの分散保管の実証に成功──ゲノム医療分野における安全なデータ管理に貢献──

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Vol.105 No.1 (2022/1) 目次へ

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量子暗号通信技術と秘密分散技術を活用しゲノム解析データの分散保管の実証に成功

――ゲノム医療分野における安全なデータ管理に貢献――

 (株)東芝は,東北大学東北メディカル・メガバンク機構(以下,ToMMo),東北大学病院,国立研究開発法人情報通信研究機構とともに,量子暗号通信技術と秘密分散技術を組み合わせたデータ分散保管技術を開発し,大規模ゲノム解析データを複数拠点に分散して安全にバックアップ保管する実証実験に世界で初めて成功した.

 量子暗号通信技術は,量子力学の原理に基づきあらゆる盗聴や解読に対して安全な暗号通信を実現する技術で,秘密分散技術は,原本データを無意味化された複数のデータ片(シェア)に変換することで安全なデータ保管を実現する技術であり,両技術を組み合わせたデータ分散保管技術は,データの通信及び保管の双方にて,情報理論的安全性を担保することができる.


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