ニュース解説 カーボンナノチューブセンサによる非侵襲ミリ波―赤外トモグラフィー――非金属材料が積層された不透明物体へ透視型の構造復元・材質同定情報を提供――

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Vol.108 No.7 (2025/7) 目次へ

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最近の新聞等で報道された技術情報を深める ニュース解説

◆今月のニュース解説

カーボンナノチューブセンサによる非侵襲ミリ波―赤外トモグラフィー

 ――非金属材料が積層された不透明物体へ透視型の構造復元・材質同定情報を提供――

 Non-invasive Millimeter-wave-infrared Computed Tomography with Carbon Nanotube Sensors: Structural Reconstruction and Material Identification of Opaque Objects with Multi-layered Nonmetallic Materials

昼夜の湿度変化で発電する湿度変動電池の性能がアップ

 ――4か月以上連続でワイヤレスセンサの駆動に成功――

 Performance Improvement of the Cell-based Hygroelectric Generator That Generates Electricity Using Humidity Changes between Day and Night: Successfully Drove a Wireless Sensor Continuously for over 4 Monthes

カーボンナノチューブセンサによる非侵襲ミリ波―赤外トモグラフィー

――非金属材料が積層された不透明物体へ透視型の構造復元・材質同定情報を提供――

 学校法人中央大学はカーボンナノチューブ(CNT)型の光熱起電力効果型(PTE)イメージセンサを用いることで,ミリ波・テラヘルツ・赤外(MMW・THz・IR)という超広帯域な長波長コンピュータトモグラフィー(CT)システムを創出した.

 非金属材料に対する非接触かつ非侵襲な材質同定へ特化するMMW-IR計測分野において,非破壊検査応用に向けた3D構造復元技術(例:コンピュータビジョン(CV))との融合はいまだ不十分であった.特に従来のCVはX線CTや可視光域での視体積交差法(VH)等へ集中しており,透視性・非侵襲性・材質同定性を兼ねるMMW-IR域への拡張は急務の課題であった.


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