ニュース解説 ループ光回路を用いた大規模量子計算実現法を発明

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Vol.101 No.2 (2018/2) 目次へ

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ループ光回路を用いた大規模量子計算実現法を発明

 東京大学は,どれほど大規模な計算も最小規模の回路構成で実行できる新しい光量子コンピュータ方式を発明した.これまで量子コンピュータでは数十量子ビットの小規模な計算が限界だったが,この方式では桁違いの大規模量子計算が実行可能になると見込まれる.

 量子コンピュータは,現代のスーパコンピュータでも膨大な時間が掛かる計算を一瞬で解くとされる新しい動作原理のコンピュータである.現代のコンピュータでは,「0か1」というビットが情報の単位であるが,量子コンピュータでは「0と1の重ね合わせ」である量子ビットを情報の単位とする.多数の量子ビットを用いて,様々な情報を重ね合わせながら並列計算を行うことで,現代のコンピュータが不得意な計算も超高速で実行することができる.


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