小特集 9. 無人航空機システムの本格的な利活用に向けた無線通信システム

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Vol.102 No.12 (2019/12) 目次へ

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新たな展開を見せる衛星通信・放送・応用技術

小特集 9.

無人航空機システムの本格的な利活用に向けた無線通信システム

Wireless System for Supporting Safety Utilization of Unmanned Aircraft Systems

小野文枝 三浦 龍 児島史秀

小野文枝 正員 国立研究開発法人情報通信研究機構ワイヤレスネットワーク総合研究センター

三浦 龍 正員 国立研究開発法人情報通信研究機構ワイヤレスネットワーク総合研究センター

児島史秀 正員 国立研究開発法人情報通信研究機構ワイヤレスネットワーク総合研究センター

Fumie ONO, Ryu MIURA, and Fumihide KOJIMA, Members (Wireless Networks Research Center, National Institute of Information and Communications Technology, Yokosuka-shi, 239-0847 Japan).

電子情報通信学会誌 Vol.102 No.12 pp.1112-1114 2019年12月

©電子情報通信学会2019

1.は じ め に

 本稿では,無人航空機の本格的な利活用に向けた環境整備状況及び研究開発等の動向について紹介する.特に,無人航空機に必要不可欠な無線通信システムに衛星通信を利用した幾つかの事例を紹介する.

2.利活用のための環境整備状況

 近年,ドローン等の無人航空機システム(UAS: Unmanned Aircraft System)の安全運用に向けた取組みが国内外で進められている(1),(2)

 国内では,2015年9月に無人航空機飛行の安全確保のための基本的なルールとなる「航空法の一部を改正する法律」が公布され,同年12月から施行されている.この法律において,無人航空機が「飛行機,回転翼航空機等であって人が乗る事ができないもの(ドローン,ラジコン機等)のうち,遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(200g未満のものを除く).」と法律上の定義が国内で初めてなされた(3)


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