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講座
データ処理のためのプログラミング言語[V・完]
――Python言語編――
Enjoy Data Processing[V・Finish]: Python Language
データ処理の観点でプログラミング言語を紹介する本連載の第5回(最終回)で扱うのは,Pythonである.使ったことがない読者の方であっても,聞いたことくらいはあるのではないだろうか.ここ数年で日本国内での知名度が急進し,Google Trendsによると,本連載で扱ってきた五つの中では,現在最も人気のある言語である(図1).
“Python”とは,ニシキヘビを意味する単語であり,Python関連のイメージには,蛇がモチーフとして使われることが多い.実際,右の公式ロゴには,2匹の蛇が寄り添っている.
本稿では,Pythonの紹介を通して,読者を《蛇道》へ誘っていきたい.
本章では,Python言語の歴史と特徴を概説する.なお,本稿では,特に言及がない限り,Pythonの標準実装であるCPythonを想定する.
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