小特集 2. 英国,官学が産を呼び込む国

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Vol.102 No.2 (2019/2) 目次へ

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グローバル科学社会シリーズ──英国編──

小特集 2.

英国,官学が産を呼び込む国

United Kingdom, Where Government/Academia Attract Industry

瀬戸一郎

瀬戸一郎 正員 東芝欧州研究所通信研究所

Ichiro SETO, Member (Telecommunications Research Laboratory, Toshiba Research Europe Ltd., Bristol, BS1 4ND U.K.).

電子情報通信学会誌 Vol.102 No.2 pp.155-157 2019年2月

©電子情報通信学会2019

1.は じ め に

 英国は,大陸の様々な文化を吸収しながら,多種多様かつ多層的に社会が構成されている.英国ブリストルでの研究開発活動を通じて,私が感じた産官学の特徴,英国の魅力を紹介する.

2.英国の産官学

2.1 産業界

 国内の工業企業は,航空業界を除いて,苦戦している.かつて,一時代を築いた自動車産業においても,大手企業は全て独資本になっている.グローバルな電機電子企業は限られる.しかしながら,外資大手企業の参入は著しく,また,技術志向型のスタートアップ企業が数多く存在する.GDPで,英国は,EUで2位,世界で5位であるが,結び付きが強いCommon Wealth(用語)を含めると,米国,中国に次ぐ圧倒的な3位となる.魅力ある市場であることが一つの理由であるが,官学の魅力に引き寄せられ,先端企業が参入してきている傾向も強い.


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