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Vol.103 No.10 (2020/10) 目次へ

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 * この10月号では,特別小特集「AI時代の持続可能な地方分散社会を目指して」と小特集「IoE(Internet of Energy)社会のエネルギーシステム」をお送りしています.

 本会は「電子情報通信学会」で,その扱う範囲は古い言い方で恐縮ですがいわゆる「弱電」,これに対し「強電」が電力・エネルギーですね.私自身は電子工学専攻ですが,学部学生のときの電力実験で,電車で使われているような大きなモータを制御する実験や,専用の大きな施設内で人工的に雷を起こす実験などをする機会があり,とても楽しかったことを覚えています.モータの実験では,「なんか焦げ臭いな」と思ったら使う線を間違えておりビニール被覆が溶けかけていたとか,弱電の実験ではなかなかし難い経験ができました(笑).強電実験の面白さがどこから来ていたのかを思い起こすと,これぞ電気工学というか,やはり電気の流れが実際に「見える」というところにあったのではないかと思います.

 いまやAI/IoTの時代で,IoE(Internet of Energy)も重要になっています.私たちに身近な携帯電話の基地局やデータセンタも多くの電力を必要とします.そういう意味では「弱電」と「強電」が連携する時代が来ているのだと思います.

 電力と言えば,電池の研究でも日本は世界最先端を行っていますね.昨年,吉野博士がノーベル化学賞を受賞されましたし,ほかにも様々な研究機関・企業で,すばらしい研究開発成果が数多く出されています.

 エネルギー問題は国連のSDGs(Sustainable Development Goals)でも重要課題に挙げられています.これからも日本の強みを生かして,IoE時代の様々な課題に取り組んでいきたいものです.

(編集特別幹事 川田亮一) 

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