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Arcs of Supreme Elegance [Ⅲ]: Hyperbolic Magnifier
LC編・線路編に続くシリーズ第3話は定在波比(SWR)の視点からスミスチャート(1)~(4)に迫る.SWRは昭和時代に高周波の業界で使われていた性能指標である.当時広く用いられていたアナログ振針式SWRメータの例を図1に示す.平成時代になりSWRは多くのシーンで反射率(dB)に読み替えられてしまった.現在SWRはアンテナの仕様諸元の一つとして辛うじて生き残っている.令和時代になりSWR復活を目指すルネサンス活動が浮上してきた.数学的観点からもSWRは優美性を秘めている(5)~(8).本稿ではSWRを鮮やかに駆使してチャートを滑らかに拡大縮小する手法を紹介する.
本シリーズに幾たびと登場している複素反射率(反射係数とも呼ぶ)から出発する.はメビウス変換
(1)
を介してインピーダンスと相互に読み替えができる.は虚数単位.分母分子の50は基準インピーダンスである.の絶対値をと書くと
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