電子情報通信学会 - IEICE会誌 試し読みサイト
© Copyright IEICE. All rights reserved.
|
九州支部は,福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄の8県で構成され,学生会は各県の大学,高専が参加しています.
今回は学生会講演会と,各ブランチの活動について御紹介させて頂きます.
九州地区の学生間の交流と研究の相互向上を図ることを目的として毎年9月下旬に「学生会講演会」を開催し,今年で28回を数えます.九州及び近県の学生が学会発表の場として,例年100件以上の講演が行われています.また,プログラム編成から会場運営など講演会の運営は,学生を中心に構成された実行委員会で行われています.
「学生会講演会を終えて」
2020年9月19日に九州産業大学で行われた「第28回電子情報通信学会九州支部学生会講演会」で実行委員長を務め,会場運営を担当しました.今回の学生会はいつもと全く異なるオンライン方式の開催となり,全てが手探りの準備と運営でした.ここでは,時間の経過に沿って,当時の思いを交えながら私の体験を記していきます.
一昨年の6月に学生会顧問の先生から委員長をお願いされました.学部生だった私は学会に参加したことが全くないことに加え,本講演会が九州産業大学で開催されるのは初めてであることも聞かされ,大変な仕事を引き受けてしまったと動揺しました.9月に九州工業大学で開催された講演会や親睦会の様子を見学し,委員会メンバーがサークル活動や学園祭のように役目をこなしている様子から具体的な運営のイメージをつかむことができました.学園祭やアルバイトでのイベント運営経験者にメンバーに入ってもらえれば,何となくうまくいくのではないかと少し安心しました.
年が明け,4月から大学院に進学し,研究,そして学生会の準備にいよいよ忙しくなるなと漠然と思い描いていました.しかしながら,日常を一変する新たな疫病の流行により,想像した見通しが全て覆されました.3月から大学の立ち入りだけでなく,学内でのゼミや授業も厳しく制限され,Zoomをはじめとしたオンライン会議ツールに接する機会が増えました.ただ,この不便な制約下での経験が学生会のオンライン開催の運営に生きたのだと今では実感しています.
5月になると,いよいよ学生会は電気・情報関係学会九州支部連合大会とともにオンラインによって開催されることが決まりました.会場設営,来場者受付や座長補助などの業務を従来の方式からオンライン方式に特化したものへの修正に迫られました.大学院での演習発表や卒業研究の中間発表会を通じて得た知見を基に,学生会顧問や連合大会委員の先生方と運営マニュアルを作成しました.また,開催1週間前には支部事務担当の方から御助言を頂きながら,実行委員会メンバー一同でオンライン学会の運営手順のデモンストレーションや接続テストのサポートなど準備を進めました.
続きを読みたい方は、以下のリンクより電子情報通信学会の学会誌の購読もしくは学会に入会登録することで読めるようになります。 また、会員になると豊富な豪華特典が付いてきます。
電子情報通信学会 - IEICE会誌はモバイルでお読みいただけます。
電子情報通信学会 - IEICE会誌アプリをダウンロード