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――睡眠プロンプトアプリケーションを開発――
沖電気工業株式会社(OKI),京都大学,(株)ヘルステック研究所は,スマートフォンアプリを通じて個別化された行動変容メッセージを送る睡眠プロンプトアプリケーション(SPA)を開発し,睡眠の問題を抱えた労働者を対象とした臨床試験(2020年11月~2021年3月)により睡眠改善効果を実証した.
労働者の不眠は,重要な社会課題の一つとなっている.不眠症治療に関する日本のガイドラインでは,薬に頼らず,睡眠を妨害するような生活習慣や悩みごとに焦点を当てて睡眠改善する認知行動療法の有効性が示されているが,専門家が不足しており,提供機会が限られている.また,最近では,認知行動療法の一部を実装するスマートフォンのアプリケーションなどが開発されているが,症状が軽度の不眠を含む臨床試験での有効性は十分検討されていなかった.
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