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(株)東芝では,汎用性が高く画像に対する質問に世界最高精度(注1)(当時)で回答できる質問応答技術を開発した.画像とその画像に関する質問を提示されたときに,正しく答えを導き出すタスクはVisual Question Answering(VQA)と呼ばれている.VQAのモデルは通常,画像から特徴量を抽出する画像エンコーダ(符号器),質問から特徴量を抽出する質問エンコーダ,両者の特徴量を用いて回答を導き出すクロスモーダルのエンコーダで構成されている(図1(a)).従来の画像エンコーダでは,Region Proposal Networks(RPN)という手法を用いて,物体と思われるものを囲った方形領域(関心領域(ROI))を検出し,物体検出特徴量を抽出する.しかし,抽出された領域は物体の領域に配置されることが多いため,非物体(草や空などの非定形の背景領域)の情報は,画像エンコーダにうまく反映されない.
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