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電子情報通信学会中国支部学生会では,「フレッシュITあわ~ど」というコンテストを毎年開催しています.このコンテストの前身である「学生ケータイあわ~ど」を2007年に初めて開催し,以来,10年以上にわたって継続して開催してきました.コンテストの概要と歴史については,先の学生会だより(2021年3月号:『13年続く学生会イベント「学生ケータイあわ~ど」から「フレッシュITあわ~ど」へ』)にて報告しており,本稿では簡単な紹介にとどめますが,中国地方の学生・生徒を対象にモバイルアプリ(開始当時はケータイアプリ)のアイデアを募集するアイデア部門,実際に動作するアプリを募集する作品部門の2部門について応募を募り,応募作品の審査,表彰を行っています.
これまでのコンテストの変遷を振り返ってみますと,コンテストの審査方法を2012年から「最終審査会」を実施するように変更して,事前審査で上位となった方が,ポスター発表またはスライドによるプレゼンテーション発表を行う機会を設けたことがやや大きな変更点として挙げられます.しかし,2020年度・2021年度の2年間は,新型コロナウイルスの影響で最終審査会も完全オンライン開催を行うこととなり,これまでとは大きく異なる実施形態であり,これは2012年の変更と比較しても大きな変更と言えるでしょう.(過去には,審査会の様子を配信する試みはあったのですが,あくまで会場の様子を補助的に配信するだけといった方式でした.)
2020年度は,初のオンライン開催ということもあり,参加者のネット環境の安定性も配慮しつつ確実に双方向の質疑応答も行うため,YouTube Liveを用いた配信を行いつつ,質疑応答にオンライン質疑応答ツールである「Slido」を利用して,テキストベースの会話で質疑応答を行うという方法で最終審査会を実施しました.2021年度のイベントの詳細については次章の今年度の開催レポートに譲りますが,今年度は,更に進んだ環境を目指し,「Spatial Chat」というツールを利用することで,質疑応答についても発表者の画面共有機能や音声を用いた質疑応答をリアルタイムで臨場感を持った形で実施することができました.
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