ニュース解説 HAPS実機を使用した成層圏からのUHF帯電波伝搬実験に成功――あらゆる場所に通信を提供する「カバレージ拡張」の実現に向け期待――

電子情報通信学会 - IEICE会誌 試し読みサイト
Vol.105 No.4 (2022/4) 目次へ

前の記事へ次の記事へ


最近の新聞等で報道された技術情報を深める ニュース解説

◆今月のニュース解説

 HAPS実機を使用した成層圏からのUHF帯電波伝搬実験に成功

 ――あらゆる場所に通信を提供する「カバレージ拡張」の実現に向け期待――

 Successful UHF Radio Propagation Experiment from the Stratosphere using HAPS: Expecting “Coverage Expansion” to Provide Communications to Various Locations

HAPS実機を使用した成層圏からのUHF帯電波伝搬実験に成功

――あらゆる場所に通信を提供する「カバレージ拡張」の実現に向け期待――

 (株)NTTドコモとエアバスは,高度約20kmの成層圏を飛ぶ高高度無人機(HAPS)「Zephyr S」を用いて,成層圏から地上の受信アンテナへのUHF帯(450MHz及び2GHz帯)の電波伝搬測定実験を実施した.

 両社は,5Gの更なる高度化及び6Gに向けた取組みとして,空・海・山などを含むあらゆる場所に通信網を拡大する「カバレージ拡張」の検討を進めている.中でもHAPSや衛星による空からのネットワーク構築は多種多様な場所へのカバレージ提供を容易に実現できることから,地上ネットワークではカバーできないエリアへの通信拡大に加え,災害対策,端末への直接接続など様々なユースケースに有効であると考えられている(図1).


続きを読みたい方は、以下のリンクより電子情報通信学会の学会誌の購読もしくは学会に入会登録することで読めるようになります。 また、会員になると豊富な豪華特典が付いてきます。


続きを読む(PDF)   バックナンバーを購入する    入会登録

  

電子情報通信学会 - IEICE会誌はモバイルでお読みいただけます。

電子情報通信学会誌 会誌アプリのお知らせ

電子情報通信学会 - IEICE会誌アプリをダウンロード

  Google Play で手に入れよう

本サイトでは会誌記事の一部を試し読み用として提供しています。