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◆今月のニュース解説
HAPS実機を使用した成層圏からのUHF帯電波伝搬実験に成功
――あらゆる場所に通信を提供する「カバレージ拡張」の実現に向け期待――
Successful UHF Radio Propagation Experiment from the Stratosphere using HAPS: Expecting “Coverage Expansion” to Provide Communications to Various Locations
――あらゆる場所に通信を提供する「カバレージ拡張」の実現に向け期待――
(株)NTTドコモとエアバスは,高度約20kmの成層圏を飛ぶ高高度無人機(HAPS)「Zephyr S」を用いて,成層圏から地上の受信アンテナへのUHF帯(450MHz及び2GHz帯)の電波伝搬測定実験を実施した.
両社は,5Gの更なる高度化及び6Gに向けた取組みとして,空・海・山などを含むあらゆる場所に通信網を拡大する「カバレージ拡張」の検討を進めている.中でもHAPSや衛星による空からのネットワーク構築は多種多様な場所へのカバレージ提供を容易に実現できることから,地上ネットワークではカバーできないエリアへの通信拡大に加え,災害対策,端末への直接接続など様々なユースケースに有効であると考えられている(図1).
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