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Matrix Produce Class-E Story[Ⅲ・Finish]: Off-nadir Angle Equation
第1話でE級増幅器の振舞いを美しい線形代数で表現し,第2話でその動作点を平面図形に投影した.第3話は平面上に描かれる負荷インピーダンス軌跡と回路特性の関係を探る.
前話で登場した零電圧スイッチ(ZVS)測地線を図1に再掲する.この半円周上の任意の位置に点Aをとる.そして点Aから補助線を2本引く.1本は縦軸切片0.5に向かう弦,もう1本は左向き水平線である.これらにより半円内部に直角三角形が現れる.点Aの座標がインピーダンスなので,この三角形は
(1)
である.すなわち,三角形の頂角をと書くと
(2)
であることが分かる.上記を一般の頂角と区別して離底角と呼ぶ.そしてを定める式(2)を離底角方程式と呼ぶ.
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