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――基地局の増設なしにポスト5G/6G無線通信のエリア拡大を可能に――
産業技術総合研究所は大阪大学と共同で,次世代のポスト5G/6Gで利用が想定される140GHz帯において,電磁波の反射方向を自在に設定できるメタサーフェス反射板を世界で初めて開発した(図1).100GHz超のミリ波が利用されるポスト5G/6Gでは障害物による通信エリア制限が課題となる中で,開発した技術は低消費電力かつ柔軟な通信エリア拡大への貢献が期待される.
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