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4.イノベーションプロジェクト・イノベーション施策
人に寄り添うロボットで東京2020オリンピック・パラリンピックをサポート
Supporting the Tokyo 2020 Games with People-friendly Robots
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会では,大会ビジョンに掲げた「史上最もイノベーティブで,世界にポジティブな改革をもたらす大会」を実現するために,組織委員会,国,東京都,パートナー企業(パナソニック,トヨタ自動車)で様々な新しい取組みを実施した.その中で,当社はパワーアシストスーツ,ロボット掃除機を活用して,大会をサポートした.本稿では,その取組み内容を紹介する.
キーワード:東京2020,ロボットプロジェクト,パワーアシストスーツ,ロボット掃除機
東京2020ロボットプロジェクトでは,下記を目的とし様々な取組みを実施した.
・世界中の人々が注目する東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下,東京2020大会)開催中に,ロボットが様々な場面で人々に寄り添い,役に立つ姿を発信する.
・コロナ禍の中で,ロボットの利活用により,安全・安心かつ持続可能な大会運営ができることを世界に示す.
・大会を契機としてこれらのロボットの社会実装を推進することにより,レガシーとして未来に継承していく.
本稿では,当社が取り組んだ内容について紹介する.
はじめに,図1に示すパワーアシストスーツATOUN MODEL Yについて述べる.ATOUN MODEL Yは,大会期間中の運営作業スタッフの負担を軽減するため,全20台活用された.重量のある飲食物,廃棄物等の運搬業務及び大会関係者の荷物をバスに積み入れる際等に活用された.
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