AIを活用した指をばらばらに動かせる義手を開発

　電気通信大学の研究グループは5指独立駆動形の筋電義手の開発と実用化に成功し，2022年4月に厚生労働省の認定を受け，補装具等完成用部品に登録された．筋電義手は図1に示されるように，筋収縮の際に発せられる微弱な生体信号である筋電位をセンサにより計測し，その信号に基づいて手指を動作させることのできる義手である．完成用部品に登録されたことにより，患者が本製品を用いて構成した義手を製作する際に公的支給制度により補助を受けることができるようになる．

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