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Vol.106 No.1 (2023/1) 目次へ

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図書紹介

高位合成による
FPGA回路設計

長瀬雅之,岩渕甲誠,田中亮佑,川口敦史,松本茂樹,梶原信樹,田中悠一朗,田向 権(共著),“高位合成によるFPGA回路設計”,森北出版(2022-02),菊判,定価(本体3,800円+税)

 本書は,ソフトウェアエンジニア向けにFPGA回路設計法を分かりやすく説明した良書である.FPGA設計に関する本はこれまで,ハードウェアエンジニア向けのものが多く,ソフトウェアエンジニアにとってはとっつきにくいものであった.本書は,そのような著者の思いを反映し,ハードウェア開発に余り詳しくない研究者・開発者にとっても,読みやすく,分かりやすいものとなっている.特に,タイトルには表れていないが,実例として深層学習による画像認識処理の実装を丁寧に解説してあり,実戦に大変役立つ内容となっている.深層学習は普通,GPUを利用して実行することが多い.これに対してFPGAを利用することにより,大幅な高速化・低消費電力化が可能となる.ただしそのためにはFPGA実装のための知識が必要となりハードルとなっていたわけだが,本書を読み解くことにより,読者はそのハードルを最大限効率的に超えることができるであろう.


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