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テレワークの急増などコロナ禍で社会のディジタル化が急速に加速する中で,通信インフラの大容量化と環境負荷低減を両立する新しい技術が求められている.今回,既設の光ネットワークの伝送容量を大幅に拡大しつつ,電力効率も改善するシステムが実現されたので,ディジタルコヒーレント信号処理回路と光デバイスについてNTTから,光伝送システムについて富士通から,それぞれ紹介する.
日本電信電話株式会社(NTT)は,世界最大容量1波長当り1.2Tbit/sの光伝送を実現するディジタルコヒーレント信号処理回路及び光デバイスを開発した.
大規模な情報を高速に処理する技術への急速な需要の高まりを背景に,それらを支えるインフラであるネットワーク技術の更なる進化が求められている.現在普及しつつある5Gの次世代の通信規格5G-Advancedや6Gの実用化により,5Gのおよそ100倍の情報処理量が見込まれることで,無線基地局とコアネットワークを結ぶ光通信の領域でも伝送量の大容量化,ネットワーク全体での低消費電力化,CO2排出量の削減が課題となっている.
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