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2024年2月から通信ソサイエティ英文論文誌の論文がオープンアクセスでIEEE Xploreに掲載されます
通信ソサイエティ(以下通ソ)では,英文論文誌(以下EB)のインパクトファクターを向上させて海外への発信力のあるジャーナル紙とすることを目指し,2024年2月以降の掲載論文を全てオープンアクセスでIEEE Xploreに掲載することと致しました.掲載プラットホームの変更にあたり,EBではInformation for Authorsを改定致しました.本稿では,その概要をお知らせします.
主な改定内容は以下のとおりです.
①掲載料の変更
②国際会議版からの差分に関するルールを新設
③動物を対象とした研究についてのルールを追記
今回の改定では,現行のJ-STAGE掲載向けInformation for Authorsに加えて,IEEE Xplore掲載向けInformation for Authorsを新設しました.2023年6月以降に投稿された論文はIEEE Xploreに掲載されます.また引き続きJ-STAGEにも掲載されることになりました.投稿時期で参照するInformation for Authorsが異なりますので御注意願います.
①掲載料の変更
掲載料の変更の経緯については,本誌2月号を御参照下さい(1).表1にIEEE Xplore掲載論文の掲載料を示します.EBの競争力維持のため,競争他誌の掲載料を考慮した価格としています.またページごとの料金設定から論文単位(Article charge)へ変更されます.ただし迅速な査読と読みやすさなどの観点から,標準ページ数は現行の8ページとし,投稿時15ページを上限とします.これを超える場合は,受付前に編集委員会で審議の上,受付の可否を決定します.また投稿時に15ページを超えたページ数分の追加費用が必要となります.
②国際会議版からの差分に関するルールを新設
これまでEBでは,査読付き国際会議に投稿・掲載された内容をEBに投稿する際,国際会議論文からの差分を明示的に求めていませんでした.しかし昨今の国際的なルールを鑑み,投稿論文には国際会議論文からの差分を求めることを明記致しました.投稿論文では著作権を適切に処理の上,当該国際会議論文を引用するとともに,本文中で差分について明記して下さい.
③動物を対象とした研究についてのルールを追記
IEEEから,人間を対象とした研究だけでなく動物を対象とした研究に対する配慮の明示も求められたため,本内容を追加しました.
今後のスケジュールは以下のとおりです.
2023年5月末:J-STAGE掲載向け投稿受付締切
2023年6月 :IEEE Xplore掲載向け投稿受付開始
2024年1月 :J-STAGE論文掲載最終号
2024年2月 :IEEE Xplore論文掲載開始
皆様の活発な投稿をお待ちしております.詳細や最新の情報は通ソHP「EB及びComEXのIEEE Xploreへの移行について」(https://www.ieice.org/cs/cs-edit/en/xplore/Migration-of-EB-and-ComEX-to-IEEE-Xplore/)を御確認下さい.
(1) 太郎丸 真,“通信ソサイエティ英文論文誌及びレター誌ComEXの公開サイト変更に伴う掲載料の改定について,”信学誌,vol.106, no.2, p.165, Feb. 2023.
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