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――次世代の長距離光通信インフラ実現に向けて――
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は住友電気工業株式会社と共同で,世界初となる標準外径(0.125mm)で19コアのマルチコア光ファイバ(MCF)を開発し,広帯域な波長多重・多値光変調技術と38×38チャネルのMIMO処理を可能とする高速・並列光信号受信技術を用いて,標準外径ファイバでの新記録となる1.7Pbit/sの大容量伝送に成功した.今回の成果は単一区間(63.5km)に対するもので,対象領域は主に陸上の都市間やデータセンター間となるが,本ファイバは多モード光ファイバ(MMF)に比べてMIMO処理に要する負担(フィルタ長)が少ないことから,長距離伝送に対しても有望である.
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