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会 告
会誌には一部の記事を掲載しております.詳細は本会ホームページを御覧下さい.
下記により6月6日(木)に本会の定時社員総会を開催致します.
記
日 時 2024年6月6日(木)午後2時から
場 所 機械振興会館地下2階ホール(東京都港区芝公園3-5-8)
議 案 (予定)・2023年度事業報告
・2023年度決算(審議事項)及び監査報告
・公益目的支出計画実施報告及び監査報告
・2024年度事業計画
・2024年度収支予算
・新理事・監事の選任(審議事項)
電子情報通信学会 次期会長
山中直明(慶應義塾大学)
電子情報通信学会は,おかげさまで2017年に創立100周年を迎え,自他ともに認める日本を代表するIT系最大級の学会として成長してきました.これもひとえに2万人を超える会員各位のおかげでございます.
ネットワークからWeb,更にはAIの急速な発展で,社会も企業ビジネスも,教育,大学も大きな混迷の変化点にさらされていると言われています.もちろん学会の在り方もです.そこで,電子情報通信学会は学会の大切さの原点に立ち返ろうとしています.
小生の所属する学校の創設者である福沢諭吉は,まだ,日本語訳がなかった「Society」の略語を「人間交際(じんかんこうさい)」と訳しました.つまりは,社会は単純に道路や電気・電話といったインフラではなく,人と人との関係,その質的・量的な発展が,人間の情的・知的発達を促す文明発展のプロセスである.つまり社会は,人から成り立っていることを強く唱えています.
学会の本質は,発表や情報を得るだけにとどまらず,他企業,他分野,年齢,専門性を大きく超えたコミュニティを形成して,企業や職場,学校の中にとどまらず,広く・長く交際を重ね,助け助けられ,自己を成長させるSocietyそのものと考えます.
今回,そのコミュニティ作りを実際に実現し,支援して頂いた学会の礎(いしずえ)大黒柱である長期継続会員に感謝を込めて,6月の社員総会の場において表彰を行うこととなりました.調べると,20年398名 30年366名 50年141名の方々が,その長期継続会員として一つの節目を迎えます.非常に多くの会員が,長く学会で活躍されています.この表彰の方々には,更に,学会を通して自身が成長して頂き,また,多くの後輩や同僚,他業種の方々を御指導して頂くことを大いに期待して行うものであります.