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Vol.107 No.7 (2024/7) 目次へ

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 * この編集後記を皆様が読まれている今はパリオリンピック・パラリンピックが間近になっている時期と思います.東京オリンピックはCOVID-19の影響によりアスリート・観客のどちらにとっても少し残念な大会になった気がします.パリでは観客の応援の下,選手の方々には日頃の練習の成果を存分に発揮して頂ければと思います.

 * オリンピック・パラリンピックはアスリート・観客だけでなくボランティアといった様々な支える人々の存在があって成り立っています.電子情報通信技術に係わる技術者もまた例外ではなく,東京オリンピック・パラリンピックでの貢献は電子情報通信学会の会誌2022年8月号別冊「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のテクノロジーとイノベーション」を参照して頂けると幸いです.パリ大会も電子情報通信技術という観点から注目してみるのも楽しいと思います.

 * 近代オリンピックの開催はフランスの教育学者クーベルタン男爵の「スポーツによる青少年教育の振興と世界平和実現のために古代オリンピックを復興しよう」という呼びかけがきっかけで,第1回が1896年にアテネで行われたとのことです.単なる総合スポーツ大会ではなく,人間の生き方を高め人類の平和や人間の尊厳を実現するための手段とのことです.オリンピックは戦争に利用された不幸な歴史があり,今回も政治的な動きもあるようですが,多くの人々にとって有益な形で活用されることを願ってやみません.

(編集特別幹事 山脇大造) 


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