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The Work and Appeal of International Standardization [Ⅲ・Finish]:
International Standardization Project Named 3GPP Supporting Communications via a Smartphone
今回は,無線通信の仕組みをまとめた技術仕様書を策定する標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project(1))における国際標準化について紹介する.3GPPでは,携帯電話やスマートフォン,スマートウォッチ等のウェアラブル端末,スマートメータ等のIoT(Internet of Things)端末といった様々な端末による無線通信を可能にする技術の国際標準化を推進している.現在,2020年頃にサービスが開始された5G(用語)を高度化するため,衛星通信,人工知能(AI)及び機械学習の無線通信への適用等の機能の標準化が行われている.
3GPPは複数の国または地域の標準化団体により設立されたプロジェクトで,現在は七つの標準化団体(注1)が活動を支えている.対象となる無線通信システムは,主に端末,無線基地局,及びコアネットワーク(用語)で構成される(図1).
3GPPは三つのTask Group(TSG)で構成される.一つ目は,ユースケース(用語)の抽出,サービス要件(用語)やセキュリティ要件(用語)の規定,システム構成を扱うServices and system Aspects(SA),二つ目は,無線通信プロトコル,端末と無線基地局との相互接続試験を扱うRadio Access Network(RAN(用語)),三つ目は,コアネットワークと端末の通信を扱うCore network and Terminal(CT)である.更に,各TSGは複数のWorking Group(WG)で構成され,密に連携して標準化が進められている(図2).
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