小特集 1. 光アクセスのこれまでとこれから Past and Future of Optical Access

pp638
三木哲也

光アクセスの歩みを振り返り,今後の光アクセスを考える
 光アクセスは,1980年代後半にFTTH(Fiber to the Home)への研究が始まった.1990年からNTT研究所が主導した国際標準化に向けた活動も始まり,当時NTT研究所と英国のBTRL(British Telecom Research Laboratories)で研究していたPON(Passive Optical Network)を基本とした国際標準化がITU-T及びIEEE802委員会で進められた.日本では現在,1Gbit/sのアクセスサービスが提供されるまでに至っているが,今後は移動系通信の高速化に伴い光アクセスと無線アクセスが融合したネットワークへの発展が期待される.