ニュース解説 金属原子移動形スイッチ素子搭載のFPGAを開発

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Vol.101 No.3 (2018/3) 目次へ

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タイトル

◆今月のニュース解説

金属原子移動形スイッチ素子搭載のFPGAを開発

 Development of FPGA Utilizing Atom Switch Device

安全かつ有用な「匿名加工情報」の作成を支援するソフトウェアを開発
──データの特性や利用目的に応じた最適な加工方法の選択・評価環境を実現──

 Development of the Anonymization Software That Support Creation of Safe and Useful ‘Anonymously Processed Information’: The Processing Environment for Selection of Optimized Anonymization Techniques and Evaluation Suitable for Data Characteristics and Utilization Purposes

5Gスモールセル向け基地局の低消費電力技術

 Low Power Consumption Technology for 5G Small Cells

アト秒時間分解・位相分解電子波動関数イメージング

 Attosecond Time and Phase Re-solved Electron Wavefunction Imaging

金属原子移動形スイッチ素子搭載のFPGAを開発

 日本電気株式会社(NEC)と国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)は,超低消費電力で優れた放射線耐性を持つ金属原子移動形スイッチ素子(NanoBridge®)を搭載したFPGA(Atom Switch FPGA,以下AS-FPGA)を開発した.

 金属原子移動形スイッチ素子は,図1に示すように,半導体チップ内の信号配線を接続(オン)したり,切断(オフ)したりできるスイッチ素子である.固体電解質中に形成される金属(銅)原子の架橋の有無を信号のオンオフに利用する.本素子は不揮発であり,オンオフ状態は電源を切っても保持される.原子サイズの極小スイッチであること,半導体製ではなく金属製のスイッチであることから,①小チップ面積が実現可能,②寄生容量が小さいため省電力化可能,③オン抵抗や漏れ電流の温度依存性が小さい,④放射線耐性が高い,等の特性を有する.


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