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What’s Standardization?: IEEE 802.11
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)と聞くと,論文誌出版や国際会議を開催している学会を思い浮かべる方が多いのではないだろうか.一方でIEEEには様々な技術の標準化を行うIEEE SA(Standard Association)という組織がある.IEEE SAの下には技術分野ごとの標準化委員会(Standards Committee)が置かれている.IEEE802はLAN/MAN Standards Committeeとして,その名のとおりLAN/MAN(Local Area Network/Metropolitan Area Network)の標準化を行う委員会である.IEEE802はいわゆるレイヤ1と2の標準を策定している.IEEE802.11はその下に設置された無線LANの標準化を行う作業部会(Wireless LAN Working Group)である.
IEEE802.11の中には幾つものTask Group(TG),Study Group(SG),Topic Interest Group(TIG),Standing Committee(SC)が設けられている.図1にIEEE802.11の位置付けを示す.これらの中で実際に標準を作るのはTGであり,現在活動しているTGを表1に示す.TGxxがIEEE802.11xxに対応する.TGmd以外のTGが新しい仕様についての標準を策定する場である.TGmdは他のTGが作成した標準を一つの標準文書にまとめたり,使われていない仕様を削除したりする役割を負っている.
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