EiC プラチナクラブの活動について

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Vol.103 No.2 (2020/2) 目次へ

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プラチナクラブの活動について

IEICE Platinum Club Activities

プラチナクラブ小委員会 河東晴子

1.は じ め に

 電子情報通信学会の正員数の年齢別構成は55歳をピークに減少している(2019年).しかし,年を重ねそれまでの仕事に変化が出てきた人々が,仕事での学会活動の必要性が低くなったからといって,学会から足が遠のいたり,辞めてしまうのはもったいない.

 企業では,若手技術者・研究者として研究開発成果を学会で発表した後,マネージャとなり研究開発の取りまとめをする方,間接業務に携わり研究開発の管理をされる方,経営幹部として研究開発の方針を立案される方,関連機関にて製造,サービス,プロジェクト管理をする方等,様々なキャリアパスがあるが,それぞれの立場で,学会を利用して電子情報通信技術の自己研さん,異なる分野の専門家の方との交流等を行うことにより,視野を広げたり異分野の知識を深めたりできるとよい.

 また,会社や大学のために我を忘れて働き続けてきた壮年期の忙しさが一段落し,自分のために使える時間が少しは取れるようになった,そんな立場におられる方々も,学会の場を利用して楽しめるとよい.

 このようなニーズに応えられるよう,サービス委員会の下で,本会の年を重ねた会員の活動の場として,プラチナクラブが活動を開始している.本稿では,プラチナクラブの設立趣旨,目的,経緯,これまでの活動,今後に向けての思いを示す.

2.プラチナクラブが目指すもの

2.1 プラチナクラブ設立趣旨

 電子情報通信学会プラチナクラブ(IEICE Platinum Club)は,本会の年を重ねた会員を対象とした活動グループで,年を重ねた会員の活動を活性化し,そのニーズに応えるとともに,若年層との交流,支援等を行う.仕事での学会活動の必要性が低くなった会員が退会することなく,学会を新たな自己実現の場として活躍し,人生を通した研究者・技術者としての充実感を高める一助とする.

2.2 プラチナクラブの対象

 プラチナクラブの活動は,主に40歳以上の本会会員,すなわち,会員として長い間多くの経験を積まれてきた方々,研究の第一線からは離れた企業の研究開発マネージャ,経営幹部として御活躍頂いている方々等の,経験や年を重ねた会員を対象とする.シニア会員,定められた会費を納入した正員のみを対象とする.

2.3 プラチナクラブの目的

 プラチナクラブは,本会の目的に加えて,以下の目的を有する.これらの目的を達成するため,随時,見学会,講演会,意見交換会等を開催する.


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