ジュニア会員のページ「通信×研究開発×企業」のお話

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ジュニア会員のページ 「通信×研究開発×企業」のお話 What is R&D of Communication Technology Like?

福田亜紀 正員 日本電信電話株式会社NTTネットワークサービスシステム研究所

Aki FUKUDA, Member (NTT Network Service System Laboratories, NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION, Musashino-shi, 180-8585 Japan).

電子情報通信学会誌 Vol.103 No.9 pp.945-948 2020年9月

©電子情報通信学会2020


本記事は,2020年2月号別冊特集「通信の仕事」に掲載された記事を,ジュニア会員向けに一部改変して再掲するものである.

1.は じ め に

 「通信に関する研究」という言葉を耳にしたとき,そしてそれを一企業の一組織として取り組んでいくとした場合,皆さんはどのような技術領域,業務内容をイメージされるでしょうか?

 私は現在,日本電信電話株式会社(NTT)の研究開発組織,通称・NTT研究所において,主に情報通信事業者(キャリヤ)のトランスポートネットワークをターゲットとした将来アーキテクチャの研究開発に従事しています.現職に至ったきっかけは,元々学生時代からIP網に関わる研究に取り組んでいたこともありますが,何より「世代や地域にかかわらず広くユーザに価値を提供できる,影響を与えられる物事に携わりたい」という動機からでした.それが何なのかを突き詰めた結果,たどり着いたのがキャリヤネットワークの研究開発という仕事でした.本稿では,「企業の研究所」という今私がいる立場からの通信の仕事の内容や特徴,面白さや難しさ,やりがいなどについて紹介させて頂きたいと思います.

2.企業における研究開発とは

2.1 自組織について

 まず初めに,NTT研究所について簡単に紹介します.NTT研究所は三つの総合研究所から成り,主にユーザに近いコミュニケーションサービスの研究開発を行う「サービスイノベーション総合研究所」,サービスを展開するネットワークの基盤技術の研究開発を行う「情報ネットワーク総合研究所」,そして,10数年後の将来を見据えた先端的な基礎技術の研究開発を行う「先端技術総合研究所」があります.私が在籍するネットワークサービスシステム研究所は,情報ネットワーク総合研究所の配下にあり,主に将来向けのメトロネットワーク(モバイル基地局・アクセス収容)やコアネットワーク(県間・地域間や国際間中継)をターゲットとしたネットワークサービスや,それらを支えるネットワーク基盤に関する研究開発を行っています.

2.2 「企業の研究所」の仕事


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