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Instant and Easy Experiences for Image Processing and Recognition on Windows and OpenCV
コンピュータビジョンの研究において,OpenCV(Open Source Computer Vision Library)は広く知られたライブラリの一つであり,多くの研究者が使用している.画像処理の分野においては,従来のような機械学習から,深層学習に至るまでの技術が研究され,重要な応用の一つとして位置付けられている.
近年,人工知能に関する技術が注目されており,多くの学生が興味を持っている.実際のところ,OpenCVなどに実装されている既存技術により,彼らが興味を持つことの幾つかは比較的簡単に実現可能である.顔認証技術を使用した画像識別や,様々な種類の機械学習など,既存のツールの組合せで簡単に実験ができ,かつ学生にとって知っておくと役に立つ知識が多いので,Windows上での開発環境の構築を含めた幾つかの実用例を紹介したい.
OpenCV(1)は,インテルが開発・公開したコンピュータビジョン用ライブラリである.C/C++やPythonなど,複数の言語に対応しており,多くのOSで動作可能である.ファイルに格納された静止画像や,PCに接続されたカメラの映像などを,比較的簡単に取り込んで加工や保存などを行うことができるのが特徴である.少しやり方が難しいのだが,ネットワークカメラの映像を取り込むことも可能である.
一般には,画像処理の研究や試作などに使用されることが多いのだが,実行できる機能が非常に多いので,どのようなことができるかを知っておくと大変便利である.
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