ニュース解説 100GHzの帯域をもつ直接変調レーザを実現──直接変調レーザの高速化に新たな道筋──

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Vol.104 No.4 (2021/4) 目次へ

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最近の新聞等で報道された技術情報を深める ニュース解説

◆今月のニュース解説

100GHzの帯域をもつ直接変調レーザを実現

 ――直接変調レーザの高速化に新たな道筋――

 Directly Modulated Laser with 100-GHz Bandwidth: Break Bandwidth Limitation of Directly Modulated Laser

量子暗号通信による実用的な広域通信を実証

 ――電子カルテの伝送を量子暗号で秘匿――

 Demonstrated Practical Wide-area Communication Using Quantum Cryptography: Confidential Transmission of Electronic Medical Records with Quantum Cryptography

100GHzの帯域をもつ直接変調レーザを実現

――直接変調レーザの高速化に新たな道筋――

 日本電信電話株式会社(NTT)は東京工業大学(東工大)と共同で,高熱伝導率をもつSiC基板上にInP化合物半導体を用いたメンブレンレーザを開発した.直接変調レーザは光信号を生成する最もシンプルな構造であるため,低コストな光インタコネクションを実現するために広く利用されており,特にデータセンター内では直接変調面発光レーザが広く用いられている.近年のデータ量増大から変調速度の高速化が求められるが,半導体レーザの直接変調速度は主に緩和振動周波数により制限されている.1990年代に多重量子井戸構造の導入による微分利得の増加により,従来技術では3dB帯域にして30GHzに迫る報告がなされたが,その後の大きな進展は見られていなかった.


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