ニュース解説 光沢からの魅力度を反映する脳活動を特定──質感による感性価値の向上に向けて──

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Vol.104 No.9 (2021/9) 目次へ

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最近の新聞等で報道された技術情報を深める ニュース解説

◆今月のニュース解説

光沢からの魅力度を反映する脳活動を特定

 ――質感による感性価値の向上に向けて――

 Identifying Brain Activity Reflecting Attractiveness Arising from Reflection: Toward Enhancement of Kansei Value Resulting from Material Properties

短パルス・高ピーク出力動作可能なフォトニック結晶レーザを開発

 ――次世代の超微細加工,高精度光センシングシステムの実現に向けて――

 Development of Short-pulse, High-peak-power Photonic-crystal Lasers: Towards the Realization of Next-generation Ultrafine Material Processing and High-precision Laser Sensing

100Gbit/s仮想ネットワークをリアルタイムに可視化する監視システムを実現

 ――様々な環境におけるインシデント検知や問題切分けが可能に――

 Real-time Monitoring System That Visualizes a 100Gbit/s Virtual Network: Enables Incident Detection and Deconstructing Problem in Various Environments

光沢からの魅力度を反映する脳活動を特定

――質感による感性価値の向上に向けて――

 情報通信研究機構(NICT)は,(株)資生堂と共同で,肌の光沢に由来する魅力度を反映する脳活動を世界で初めて特定することに成功した.本成果により,脳活動計測に基づく評価技術を用いて,質感由来の感性価値の高い映像や製品開発が可能になることが期待される.

 光沢などの質感に起因する感性価値(例:魅力,心地良さ,高級感,感動など)が高い映像や製品の開発は人々の精神的な豊かさの向上に大きく寄与すると考えられる.しかしこれまでの感性価値の評価は,主観的な印象報告に基づいており,その信頼性に課題があった.

 今回NICTは,資生堂と共同で,人の肌の光沢に着目し,二つの研究を実施した.


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