ニュース解説 国家標準時の維持に光格子時計を利用――国内にある時計のみで協定世界時との高精度な同期維持が可能に――

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Vol.105 No.11 (2022/11) 目次へ

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◆今月のニュース解説

国家標準時の維持に光格子時計を利用

――国内にある時計のみで協定世界時との高精度な同期維持が可能に――

Use of Optical Lattice Clock to Keep National Standard Time: Precise Synchronization of JST to UTC Using Only Domestic Clocks

国家標準時の維持に光格子時計を利用

――国内にある時計のみで協定世界時との高精度な同期維持が可能に――

 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は,発生・維持している日本標準時(JST)の周波数調整に光格子時計を活用することでJSTの協定世界時(UTC)への5ns以内の同期を保つことができた.

 JSTはNICTが発生・維持しており,従来は所有するおおむね18台の商用セシウム原子時計を水素メーザと組み合わせることで,国際的な標準時刻であるUTCに対しておおむね20ns以内の同期精度で維持されてきた.


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