小特集 6. ドローン機体の性能評価

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Vol.105 No.9 (2022/9) 目次へ

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ドローン活用の今

小特集 6.

ドローン機体の性能評価

Drone Verification of Limit

岩田拡也

岩田拡也 国立研究開発法人産業技術総合研究所インダストリアルCPS研究センター

Kakuya IWATA, Nonmember (Industrial Cyber Physical System Research Center, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, Tsukuba-shi, 305-8568 Japan).

電子情報通信学会誌 Vol.105 No.9 pp.1125-1129 2022年9月

©電子情報通信学会2022

Abstract

 近年拡大を続けるドローンの利活用に伴い,活用の有効性や安全性を決定付ける性能や飛行限界の明瞭なスケール作りが求められている.また,航空法での耐空適合性評価に有効な性能評価手法も求められている.現在,産業技術総合研究所では,飛行限界速度計測などのドローンの安全性能を評価する効果的な試験方法の開発を実施しているので報告する.

キーワード:ドローン,性能評価,運用限界,VOL,固定翼,マルチローター

1.は じ め に

 近年,産業用ドローンは,空中空間において位置決め精度良く存在していられる特性を生かして,人間が容易に行けない場所の画像や映像を収集したりセンシングを行ったり物資輸送をしたりして産業の役に立ちつつある.そしてこのドローンは,これからのSociety 5.0と呼ばれているサイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムによって開かれる社会の情報収集源として重要な役割を果たすと期待されている(図1)(1)

図1 次の社会となるSociety 5.0(内閣府作成)(1)


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